北海道、青いDD51の夜行列車@小幌~礼文
岩手の西和賀町での所用を終えた後に訪れた秋田・角館は風情ある街で大変素晴らしかった。古い武家屋敷が集まる街並みは、どの家にも大きなしだれ桜や古木があって落ち着いた雰囲気。桜の季節だと多くの観光客でごった返すようだが、今は観光客もほとんど来ず、静謐な趣をじっくり味わえた。きっと桜満開の時期もゴージャスな景観に圧倒されるのだろうが、屋敷街を自分のペースでゆっくりと散策できる新緑のシーズンは知られざる角館の一面が見られたようで期待していた以上に良い寄り道だった。
宿泊した「田町武家屋敷ホテル」は食事もかなりのレベルで、前の晩に泊まった全室露天風呂付きスイートの湯川温泉の「山人」(ここはもう何度もこのブログで書いたので詳細は省略)にも負けず劣らず。あらためて再訪したく、遠からず計画を練ろうと思う。
話は変わるが、今回のレンタカーはインプレッサ。「アイサイト」とか言う運転支援の機能が付いている車だったが、お節介も甚だしくウンザリ。特に強い違和感があったのが高速道路をオートスピードコントロールで走行すると、車線の真ん中を走るよう自動的にハンドルが動くシステム。車が少し左右に寄っただけで無理やりハンドル操作に介入してきて鬱陶しい。ならば車に任せようとステアリングから10秒程度手を離してみると警報が鳴る。介入するならきちんと最後まで面倒みろと言いたくなるが、そこまではしてくれず何とも中途半端。あれこれと警報も頻繁で、カーナビの指示ともども運転中は常に機械の「声」に追い立てられていた。
自動運転までの過渡期とはいえ、こういう発展途上の機能なら、まだ実用化しない方がマシだと考える人も多いようで、レンタカー屋の人も、「不快に感じる人が多いので解除するならこのボタンです」とわざわざ教えてくれたほど。技術の進歩は結構にしても、個人の感覚にまで立ち入ってくるのは迷惑千万。
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柴犬が好きなものだから、飼ってみたいという気持ちはあるが、留守をするときのことを考えると前向きになれない。特に最近は旅行と言えば北海道ばかりだから車で連れて行くこともできない。自ずとどこかに預けるしかないが、可哀想でそこまで割り切れない。自分の年齢を考えれば犬よりも先に死んでしまうこともあり得るから、譲ってくれる人がいる(あるいは売ってくれる店がある)かどうかも見極めなくてはなるまい。
そんな矢先、角館で秋田犬を見てから柴犬同様、こちらも可愛いと思い始めた。成犬になればかなり大きな図体だが、その割にはモッサリとして朴訥な表情が何とも言えない。大型犬ほど寿命は短いと言われるが、ロシアのフィギュア選手・ザギトワが欲しがった気持ちが理解できる。
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帰宅後、西和賀町でお世話になった住職が13日にがんの手術をすると聞きビックリ。われわれに余計な心配をさせまいとの配慮から黙っていたのだろうが、少し元気がないように見えたものだから「そうだったのか」と驚いている。お坊さんのことを祈るのもおこがましいが、快癒を祈りたい。
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帰宅した翌日、ニコンZ9のファームウェア4、00が発表されさっそくファームアップした。詳細はニコンのHPを見れば分かるが、これまた凄い機能が追加された。簡単に言えばカメラの設定をしておけば撮影範囲に被写体が入ってくれば自動で撮影してくれるというもの。動物撮影に便利そうで今月末からの知床旅行で試してみたいが、設定の手間が自分のような単細胞にはややハードルが高そう。知床行きまでに習熟しておきたい。
ただあまりにも至れり尽くせりになると、前述のインプレッサのアイサイトのようにお節介と感じる人もいるだろうから、そこは能天気に歓迎できないのだが。
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JR北海道の青いDD51が消える約半年前の夏に撮った画像。場所は小幌~礼文。このころは「北斗星」と「カシオペア」が1日おきの運転となっていた。「北斗星」の客車、ヘッドマークの方が好みだったため「カシオペア」については、やや手を抜いて撮っていたような気がする。
一度は流し撮りをしようと思いつつ、なかなかその機会がなかったが、「カシオペア」なら失敗しても悔いはないと思い挑戦した。2両のDD51をフレームに入れたカットは以前掲載したから、今回は前の1両をアップで撮ったものをさらにトリミングした。前にも書いたがDD51は電気機関車のように車体の前半分程度でカットすると中途半端に見えてしまうから、どの辺が許容範囲なのか迷うところだ。運転室サイドの星のイラストが見えるあたりのところでトリミングするのが無難ではないかと思う。
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