電気機関車

2025年10月20日 (月)

日の丸がだらんと垂れたEF5860

どのタイミングをもって「50年」と言うのか不明だが、今年の12月は蒸機牽引の旅客列車と貨物列車がなくなって50年。
自分は高校1年生だったが12月14日のC57135のお別れ旅客列車の時は室蘭本線に駆け付けた。正直、C58ファンとしては最後まで残ったC57やD51、9600にはそれほど強い魅力はなかったが、煤にまみれて走り続けた本物の蒸気機関車を見るのは最後だと思い、期末テストの結果も見ずに羽田から飛行機に乗ったのは当然と言えば当然の行動。大した写真が撮れたわけでもないが、「そこに居合わせた」という事実を残すだけでも価値があると考えたのだろう。

実際、ろくな写真も残せなかったし、金がかかった割には行った甲斐は感じず、こんな人の多いイベントに小遣いを叩くなら鉄道模型の購入資金に回したほうがよほど価値があったとの思いは今でも変わらないが、とにかく今年の暮れあたりは、往時を懐かしむファンが当時の話をネタに盛り上がるのだろうか。

ところでいよいよ国鉄型の電気機関車が消滅するにあたり、11月に新潟方面でお別れ列車が走るという。50年も後に、この日のことを覚えている人は少ないとは思うが、大げさに考えるならちょっとしたエポックではあるのかも。蒸気機関車のようにすべての電気機関車が未来永劫、なくなってしまうわけではなく(保存機などは論外)「さようならEL」とはいかないものの、けっこうな人出になりそうな気配。友人に誘われていることもあり。撮影に行こうかどうか思案中。

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1979年5月、愛知県下で行われた全国植樹祭に際してEF5861によるお召列車が運転された。これはその終了後、浜松機関区で撮影したお召予備機となった60号機。

撮影を終えたファンが続々詰めかけ、撮影会さながらの状況だったが、機関区の対応は昨今の言い方で表現するなら「塩対応」。日の丸が掲げられている時には庫内でパンタが下がっており、屋外に出された際には日の丸が外されファンはガッカリ。
個人的には前面の窓がHゴム化された60号機なら、「まあ、いいや!」と感じたが、これでは下品を承知で例えるならオッサンのだらんと垂れ下がった陰嚢みたい。予備機ながらもそれなりに整備したのだから、こんな時こそサービスしてくれても良さそうなのに…とも思ったものだ。

写真としてはかつて「電気機関車EX」に掲載していただいた屋外のモノクロの方がはるかにマシで、パンタの下がっているこんな姿をリバーサルで撮るなど、非常にもったいない行為だった気がする。

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維新が自民と連立。もはやバカバカしくてどうでも良いが、これまで追及してきた裏金問題を絶対条件とはせずに(優先度を下げて)まで自民にすり寄る姿には哀れすら感じる。うがった見方をすれば、落ち目の維新としては次回衆院選で議席を減らす可能性が高いものだから、恩を売っておこうと「捨て身」の戦略に出たのかと映った…。

ところで企業・団体献金の「原則禁止」は「原則」とああるのだから抜け道はいくらでもつくれるわけで「禁止」という言葉の響きほど厳しいものではない。むしろ公明や国民民主の受け取り手を党本部や各都道府県連に絞る案の方がよほど効果があるはず。その点を誤解している人が多いようだが、けっきょく維新はそれを知りながら自民に妥協するように思えて仕方がない。

そういえば13日に閉幕した万博も維新が誘致を提案したバカバカしいイベントだった。当初の予算1250億円より大きくアップし最終的には2350億円、裏金と大して変わらない「無駄金」ではなかったかと感じる。裏金だけじゃなく無駄金ももっと問題にしろよ!
もちろんオリンピックやワールドカップサッカーの誘致に関しても然り。あんなもの税金の無駄の極み。

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2025年10月11日 (土)

二兎を追って失敗した写真

ようやく暑さも落ち着き、夜は掛布団が欲しくなってきた。日が暮れると裏の家の庭から秋の虫が忙しく鳴く声も聞こえ待ちに待った秋が訪れた。
そんな中、今月も北海道行きを企てて準備を始めている。行く先はもちろん知床。サケの遡上が本格化し、冬支度が始まる今の季節は動物たちも盛んに餌を求めるから撮影のチャンスも増え、普段はなかなか見かけることのできない絶滅危惧種・シマフクロウなども見られるかもしれず期待は高まる。今年は8月に羅臼岳登山道で男性がヒグマに襲われて死亡する事故があったおかげで、現地の規制が厳しくなっているはずだが、何も撮れないというわけではなく、行けば行ったなりの成果は挙げられるだろう。

さて、使用しているニコンZ9は12月24日で発売から丸4年。デジタルカメラのフラッグシップ機で4年間もモデルチェンジしないのは、ここ最近としては珍しく、メーカーが自信をもって開発した製品であることは間違いないが、さすがに来年には新型機が出ても不思議ではないから、ひょっとしたら今回か次回の旅が最後の活用になるのかもしれず、そろそろFマウントのボディ(デジタルカメラ)とレンズは一気に処分しても良いタイミングかもしれないとも思い始めた。

そんな中、来月は鉄道仲間と泊りがけで久々の宴会旅行に出かける。
思えばコロナ禍前の2019年12月に挙行して以来だから6年ぶりのこと。我々の年代での6年と言えば身の上に何が起きても不思議ではないから、この6年間を皆無事に過ごせたことは喜ばしく、そういう意味でも貴重で大切な機会になるだろうと思う。毎年ほぼ必ず開催している春の宴会(都内で開催)で会ってはいても、泊りがけの旅ともなると時間もじっくりあるから昔日を思い出して楽しい時間を過ごしたいと思う。
行先は2019年同様、C57180の走る磐越西線方面。一緒に線路際に立って列車を待つまでの間も密度高くいろいろとおしゃべりを楽しめるはずだ。

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EF58重連で名を馳せた東海道線の荷物35列車がEF58の単機牽引となった後、広島~下関でEF58重連となった荷物37列車(ただし正確には次位の機関車は回送)。当時の広島には大窓のEF58が複数残っていたから、この列車の先頭に立つことを期待したものだった。

この時は前が69号機で次位が64号機と、どちらもつらら切りのない大窓機が起用されたため、がめつく次位の64号機の窓も写るような撮影地に仲間たちと足を運んだ。
しかし「二兎を追う者は一兎をも得ず」の例え通り、どっちつかずの面白みのない写真になって、遠路はるばる駆け付けた苦労は報われなかった。

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老害をふりまく麻生太郎のおかげで、下馬評を覆して高市早苗自民党総裁が誕生した。もちろん高市か小泉のどちらかが就任するのは予想されたことながら、決選投票になれば麻生は小泉に投票するよう派閥議員に指示を出すと思っていたから、ちょっと意外に感じたのは間違いない。個人的には小泉よりも右寄りとは言え偏差値に関しては高市の方がマシだと思っていたのでそれはそれで良いのだが、ここへきて公明党がきっぱりと連立離脱を決めたのは大英断。

これまで単なる補完政党としか見ていなかったし、支持母体が創価学会であることから「食わず嫌い」な面もあったが、愚かな自民党員よりもはるかに政治というものを真摯に考えている集団に映るから見直した。裏金問題を受けた企業・団体献金の規制強化にも明確な回答をしなかったり、裏金問題に関与した萩生田光一を幹事長代理に起用するなどの自民党の横暴に筋を通したのだから、その感覚は極めてまっとう。久しぶりに快哉を上げたくなった。

注目は首班指名。政権交代の可能性も出てきたわけだから野党も意見の相違を縮めて統一候補を出せれば面白くなるのだが、ここぞとばかりに自民党と連立を組もうという恥知らずな判断を下す政党が現れる可能性は捨てきれず、それはそれで自民党をも超えるハイエナの如き野卑な下衆。ここしばらく野党の品性にも大いに注目しておきたい。

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2025年8月29日 (金)

羅臼岳のヒグマ事故は自己責任

鉄道ファンの中でしばしばマナーの悪さが問題になる「撮り鉄」。自分が鉄道撮影から距離を置く気になった一因だが、動物撮影においてもマナーや約束事を守れない人により様々な弊害が発生し始めている。

8月14日に知床・羅臼岳で登山客がヒグマに襲われて亡くなったが、発生から時間がたつにつれ詳しい状況が分かってきた。それによれば大きな原因は被害に遭った方の準備不足にあったようにしか思えない。中でもヒグマの、走る相手を追いかけるという習性も知らず、「走る」トレイルランニングで羅臼岳にアプローチしていたことなどその最たるもの。しかもクマ撃退スプレーさえ所持していなかったというのだから呆れてしまう。同行していた友人が被害者の悲鳴を聞いて素手でクマに立ち向かったというが、誰がどう考えたってかなうわけあるまい。「クマと相撲をとる、鉞(まさかり)担いだ金太郎」でもあるまいし「アホか!」と評しては言い過ぎか? 勇敢というよりも前に彼も被害者同様、撃退スプレーを持っていなかったという無様さの証でしかない。日本で最もヒグマの数が多い知床半島。その中でも一般の観光客が滅多に足を踏み入れない、とりわけヒグマの密度が高い領域へと入るにはあまりにも無防備すぎた。
また、地元で管理を任されている知床財団も、その拠点である知床自然センターや知床五湖近くの遊歩道にクマが出ればすぐに閉鎖(一時的だが)するのに、少し離れた登山コースについては数日前からヒグマの出没が相次いで、中には人につきまとう個体がいるとの報告を受けていても閉鎖など、何ら手を打たなかったのだから、その扱いの温度差について疑問は残る。

おかげでこの影響がマナーを守って動物や鳥を撮っている写真愛好家などにも波及し今秋以降、これまで当たり前に行くことができた地区への立ち入り禁止などという形で表れる可能性が濃厚になっている。現場を知らない人は問題の所在をすぐにカメラマンに転嫁するが多くの場合、ベテランカメラマンが新参者に対して「やってはいけないこと」やクマの習性、クマとの距離、あるいは基本的なマナーなどについて撮影地でしっかりレクチャーしてきたのは事実で、筆者も最初の頃は教えを乞うたものだった。それはもちろんマナーを守らず撮影ができなくなることを懸念しているわけで、だから少なくとも撮影現場においてクマによる死亡事故は起きなかったといっても良いだろう。

端的に言えば今回の事故で(死者に鞭打つ表現になって恐縮だが)被害者が「ヘマ」をやらかしたおかげで、まともな人たちまでが不利益を被るのは大いに不服。しかも知床財団の某氏が十把一絡げに今回の事故の一因がカメラマンにあるかのような話をしていたがこれはこれで非常に短絡的で不快。どんなところにもマナーを軽視するバカは存在するのだから、それをカメラマン、あるいは観光客のすべてがそうだと聞こえてしまうようなニュアンスで語っていたのはバカ丸出し。批判を受けるのが怖いのか、はっきりと被害に遭った人の「無知」がもたらした事故だと発言する度胸もないくせに、観光地でもある現地の管理を担う関係機関の幹部がテレビで涙ながらに感情的な物言いをする姿は浅はかとしか映らなかった。

とにかく、そもそものミスはクマが静かに暮らしている領域に丸腰で入ったこと。
死んだ人を悪く言うのはこの国ではタブー視されるが、26歳にもなるいい年をした大人にしてはあまりにも迂闊すぎる行動だったとの思いが募るのは正直なところだ。

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子どものころ、夏休みも終盤に入るとアブラゼミの声が減って吹く風もわずかながら秋の気配を帯びたものだが、最近の夏はそんな風流さなどみじんもない。お天道様は一切手加減してくれない。
そんな中、24日に鉄道仲間の集まりがあって横浜・中華街まで出かけた。大阪のA氏や横浜のO氏らがセットしてくれている宴会で毎年、この時期に合わせて開かれる。今年は総勢16名にも及ぶ大人数でA氏らも事前に名札などを準備してくれて、これまでになく盛り上がり13時から21時までのロングラン終了まであっという間。翌日は「宴の後」といった心境で寂しさを感じたほど。まずはAさん、Oさんに感謝する次第。ありがとうございました。平均年齢が60歳に近い面々だが、また来年あるいは機会があれば万難を排して参加させていただきます。仕事をリタイヤして家にいることが多い身としては、こういう集まりの楽しさ、ありがたさは昔よりもはるかに大きく、仕事を辞めてからの時間が長くなればなるほど尊いものになってきている。

ひとつだけ加えれば白昼からの宴会に向かう道だけは辛かった。関内駅から中華街への徒歩は地獄で、普通だったら10分ほどで着く店なのに途中の横浜ベイスターズのグッズ売り場でエアコンに当たり、暑さを鎮めなければならなかったほど。昔から暑さに弱い者としては、年を重ね夏場の外出を極力控えていることもあって、久しぶりに炎天下に身を晒したのはかなりのダメージだったが、それでも有意義な一日を過ごさせていただいたのは暑い夏の思い出として刻まれるだろう。

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その宴会でJR九州からED76とEF81が消滅したことを知った。九州の機関車には昔からあまり興味のあるものがないから、今回の話も深くは聞かなかったが、これで国鉄時代に製造された電気機関車がなくなったということか。

1992年から3年ほど福岡に赴任していたころは毎晩酒浸りの日々だったし、JR九州では国鉄当時に誕生した電車も含めておかしな色に変えられていたから転勤した当初はあまり撮影することはなかったが、ラスト1年を切ったころに少しだけブルトレなどを撮影した。まあ、身の入らないいい加減な記録ばかりだったが東京と九州を結ぶ伝統あるブルトレの消滅が迫っているとあれば撮っておかなくてはなるまい。東京に戻れば九州のスノープローもない電気機関車など、わざわざ撮りに来るはずはなく、そこに住んでいたから記録しておくのは義務だと考えたに過ぎない。

そんな中でこの「サザンクロス」用に塗装されたED7678はカラー写真に向いていたこともあって、この機関車がブルトレ牽引に当たるのを調べて10回ほど撮ったように記憶している。写真は通常の「さくら」マークではなく桜の花の周りが緑色のヘッドマーク。赤と緑の組み合わせでこの機関車にマッチすることからチャンスを狙っていた。
この日は2台の車のうちユーノスロードスター(初代)で出かけ、行き当たりばったり正面方向からタテで撮れるところを探したが順光で撮れる場所がなく、けっきょく肥前山口で分割され佐世保線に入ったあたりで撮った後、早岐機関区で形式写真を撮影した。

思い返すと当時の九州はどんな車両を撮っても満足感がなく、鉄道撮影には最悪の地域だったように思うが、こと酒や食べ物は最高の地。毎日が二日酔いだったから撮影などやってはいられないという事情も線路から遠ざかることに拍車をかけた。

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2025年8月24日 (日)

EF64長岡機による客車列車運転


先週、遂にニコンZマウントの24~120ミリ、F4の交換レンズを購入した。「遂に」というのは自分の場合、単焦点ズームを使用するのはせいぜい家族との旅行や催事の時ぐらいしかないためでほとんどの場合、使用するのは望遠系のレンズばかりだから。短い焦点距離はこれまでFマウントの24~70ミリ、F2・8でまかなっていても不便がなかったが、ZのボディにFマウントレンズを装着するにはマウントアダプターが必要で、それを装着したままカメラバッグに入れるとバッグがパンパン膨らんでしまう。そのためいずれ小型のZマウントレンズにすればテレコンバーターも無理なく収納できて恩恵は大きいとは考えていたが、使う機会が少ないためずっと先送りにしていた。
特に撮影地点(場所だけではなくどの木に動物の巣穴があるかなど)を記録するときにスマホでこの画角域をカバーしてきたが画質があまりにも悲惨で、そばにある道路標識などの文字が読み取れないケースもあって、いずれはコンパクトでまともなレンズが必要なのは分かっていた。ちょうどニコンのキャンペーン期間中で普段よりもさらに安くなっていることが追い風になって決断した次第。
すぐに必要ではないからニコンに取り寄せだけお願いして、品物の引き取りはもう少し涼しくなってからにしようと思っているが、これで秋の旅行はカメラバッグが膨らまずに済みそうだ。

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このところ車の運転と言えば北海道でのレンタカーばかりで自宅にいるときにマイカーを使うことが減っている。旅行と言えば毎回ほぼ飛行機を利用するケースばかりで、自分の車で長距離を走ることがなくなってしまった結果だ。
そんなわけで家に滞在中は家人の最寄り駅までの送迎や買い物程度でしか車を使わなくなったが、それにしても最近の運転者のマナーの低下には驚くばかり。右左折の際もウインカーを出さなかったり出しても直前で出す例や、暗くなってもライトも消さずに駅のロータリーに停車するなど、周囲の車に対する配慮が以前より悪くなっているように感じる。
これはライトの点灯や消灯などをはじめ、かつてはドライバーが行うべき操作が自動化されたことが招いた問題で、回りの車への心遣いを自分の頭で考えなくなってしまった結果だろう。

先ほども妻を駅まで迎えに行く際、日が暮れているのにライトも付けずに曲がってくる車にひやりとしてクラクションを鳴らしたが、相手の女性ドライバーはどうして鳴らされたかも気づかない様子。何でもかんでも楽になって人間が操作しないで機械任せになってしまったことで、肝心の人間がバカになってきたように感じる。

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この秋も知床行きを準備しているが、8月14日の羅臼岳でのヒグマ襲撃事故で登山者が死亡し現地の規制が厳しくなることを懸念している。まあ自分としてはヒグマは力を傾けるようなターゲットではないが、同じような環境でフクロウを狙う場合も危険度から考えれば近いものがあるから厄介だ。まあ作戦(マナーを逸脱するようなものではない)は立てているが、撮影以外に気を遣わなければならない事が増えたのは面倒ではある。鉄道撮影もマナーを守れない一部のファンが増えたおかげで何かと鬱陶しくなっているが、動物撮影に於いても同様だ。

しかし大まかに言えば今回のヒグマによる死亡事故で子グマまで射殺したことを批判する人と、何より人命優先で射殺もやむを得ないという人があれこれ意見をSNSなどでぶつけ合ってるが、これはケースバイケースでどちらが正しいという話ではないと感じている。人間なのだから両方の考え方を踏まえて行動するべきで、角を立ててつまらない論争するのはいかがなものか? 
お互いの言い分を尊重せず、相手を論破しようということに明け暮れているから戦争というものがなくならないのと似ているように感じるが。

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11月に長岡所属のEF641000によるお別れ運転(プッシュプル)が24日に実施されると聞いた。長岡~新津を「SLばんえつ物語号」(詳細は未発表)の客車で2往復。また11月1日には長岡~越後湯沢に同編成を使用した「越後湯沢駅100周年号」が運転されるとのこと。

涼しくなっている時期だろうから、久しぶりにM4を駆って出かけるかどうか思案中。

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2025年8月17日 (日)

Xに出ていたE26系の廃車回送の噂

北海道から帰ると幾分、暑さが治まりつつあるように感じたが、天気予報ではこの先また最高気温が35度を超える日が続くというからウンザリ。これから毎年、こんなに暑い夏が来るのかと思うといよいよ本気で夏の間だけでも道東に逃げる算段をしなければならなくなりそうだ。
ただ、今回の旅ではちょっと外を歩いただけでも汗だくになって、持参したTシャツだけでは足らず、ホテルのランドリーで洗濯をしなければならなくなったほど。いくら北海道とて夏の暑さは厳しくなっているのは間違いなく、いよいよ国内には避暑地と呼べる場所がなくなってきたことを実感した。

帰京した翌日、知床・羅臼岳で登山者がヒグマに襲われて死亡する事故があったことをニュースで知った。ここ数年、何度もヒグマを撮影してきたが、襲われるような経験はもちろん威嚇されたこともない者としては、どうしてこんな事態になってしまったか腑に落ちない気もするが、これまでのような人の住む場所に出没して人間を襲った事例とは違い、ヒグマの住む場所に人間が足を踏み入れたのだから、こういう事態が起きるのも想定内ではなかったかと思う。かつて動物写真家の星野道夫がアラスカでクマに襲われて死亡した事例は有名だが、普段クマを撮っていて事故に遭わなかったから大丈夫だとの慢心は自分としても改めなければなるまい。

一方、細かい疑問を並べれば事故の前日にも登山者にヒグマが接近してクマスプレーを使ったが効き目がなかったといった報告もあるが、そもそもクマスプレーをどれだけの距離から使ったか、あるいはちゃんと風上から噴霧したのかなどの検証はして欲しいと思う。クマスプレーの威力は、誤って自動車内で噴射してしまった人の話では事後、車が全く使えなくなって買い換えたほど強烈だというから、相当な効果があると思われるわけで、それが効かないというならばもう手の打ちようはなく、今後のためにもこの話の真偽は現地で観光客にクマスプレーを一日¥1000で貸し出している知床自然センター(=知床財団)でよく確かめてもらいたいと思う。

事故のあった現場近くで駆除された3頭の親子グマは、ひょっとしたら自分が5、6月の訪問時に撮った親子かもしれない。
当時は2箇所で親子グマが確認されていたから、もしかしたら違うかもしれないが、ひょこひょこと母グマの後ろをついて回る姿は非常に可愛らしく、この先平穏に暮らして欲しいと願っていた者としては大変気になっている。インスタにアップしたそのときの写真の閲覧数がここ数日、驚くくらい増えていることを見ると、「やはり…」という気もするが、違っていることを祈るのみ。

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X(旧ツイッター)にカシオペア客車の廃車回送の時刻などが記されているようだが、それが本当ならばJR東日本は英知を結集して鉄道ファンが撮影できないような時間帯にセットしたようでさすが!としか言いようがなく、そこまでしてトラブルを避けたいとの強い思いがひしひしと伝わってくる。いやはやご立派! こちらとしてもおかげでまだまだ残暑が厳しいであろう9月2~3日に中央線方面に出かけないですむから安堵している。ガッツある方は富士見で1時間近く停車する点に目を付けているとしても、そもそも終着の長野が5時前なのだから撮影は難しいに違いなく、いくらデジカメが良くなったとしても無駄なお出かけはおやめになった方がクレバーだろう。ついでに言えばご親切なJR東には現在の留置先〇〇から2日に回送列車が出発する〇〇との間の回送も夜にして欲しいと願いたいけどね。

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2025年8月 7日 (木)

浦和を通過するEF65501

昨日朝、釧路に入ったものの予想通り動物は撮るものもなく、林道走行中に出会ったキタキツネを撮った程度。タンチョウもこの時期は撮影しても絵にならないし、なにより雑草が多くて撮りづらい。仕方がないので今年度中に運行が終わる「ノロッコ号」でも撮ろうかとウロウロしたが、線路際に木々が茂る釧網線はすっきりと編成が収まる場所がなく、この目で列車を見るには見たが撮影はやめた。2月にC11を撮った釧路湿原~細岡のカーブを俯瞰する地点も既視感の強い場所で、レンズを変えても独自のアングルにならないのでパスしてしまった。こういう手垢にまみれた場所で他人と同じような写真を撮っても絶対に満足感は得られないから、せめて自分なりの構図を探そうと思うが、とにかく沿線に雑草がはびこっていて撮る気が起きない。加えてアブの猛襲で、レンタカーを止めて外に出ようとするだけで車内に入って来るから最悪。前回の旅ではマダニに10か所以上刺されたし、下手に草むらに足を踏み込むのは遠慮したい。9日のロイヤルエクスプレスの撮影も無理するまいと思う。

今日は弟子屈に移動するが、この分だと今日もキツネに相手してもらうのがせいぜいかもしれない。午前中は雨の予報だから、のんびりとホテルの朝食にありついてうっくり北上しようと考えている。

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2012年8月31日のAM5:53、浦和のホームで撮影したEF65501。浦和駅の高架化工事中から目を付けていたアングルで「あけぼの」「北斗星」「カシオペア」のほか何回かイベントの列車を撮影した。そういえばDD51の24系寝台編成も撮ったように記憶している。

EF65Pは東海道、山陽筋のブルートレイン牽引時代の印象が強烈なため、ブルトレ牽引から撤退した後に団体臨時列車などで特製のヘッドマークを付けても全く似合わず、むしろマークなどない方がはるかにベターだった。

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2025年7月25日 (金)

EF65PFの「トワイライトエクスプレス」

湯河原の富士屋旅館に来ている。主たる目的はもちろん名物の鰻。ここの蒲焼きの味に魅せられてしまい、もはや近所の店の鰻では物足りなくなってしまった。鰻自体、年に何度も食べられるシロモノじゃないから、どうせ食べるなら温泉にも入ってちょっと贅沢するのも嬉しい時間だ。
暑い時期、海水浴客が多い地域に行くのは少しばかり億劫だったが、東名高速が少々渋滞した程度で15時過ぎにはチェックインできた。ただあまりにも暑いので現地に着いてからも外出はせず、週刊誌を買い込み部屋で選挙をめぐる記事に目を通している。

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それにしても首相に退陣を迫る自民党議員の厚顔さ、往生際の悪さはみっともないことこの上ない。そもそも議席を減らした原因は裏金問題や統一教会との癒着など、自分たち一人一人が積み重ねてきた悪弊の集大成に有権者がノーを突き付けた結果なのに、それを差し置いてトップの首さえすげ替えれば次の選挙で議席を取り戻せると思っているなら国民を甘く見ているとしか思えない。ならば誰が首相になったとて同じことが繰り返されるのは必至。党が衰退した要因は自らにもあると真摯に猛省して、こんな時にこそ団結すべきだと声を上げるまっとうな政治家はいないのか。

今後も「年中行事」ともなった総裁選や組閣などに不毛に税金がつぎ込まれ、それでも懲りずに同じ過ちを繰り返すのなら、無駄に多い議員の定数こそ真っ先に削減するべきじゃないか。
まあ自分たちには甘い、腐り切った連中ばかりだからな…。

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EF65が牽引する「トワイライトエクスプレス」を撮ったのはこの時だけ。2011年の大阪赴任中のもので場所は芦屋。
本来、前面に貫通扉のある機関車が好きだが、このEF65PFはスノープローがないと重厚感がないように見え好みではなかった。

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2025年7月23日 (水)

海峡線の「北斗星」

このところ国民民主代表の玉木の顔がテレビに映るたびに、自民党の最高顧問・麻生のように口がひん曲がってきたような印象を受けるのは自分だけではないようで、2名の知人から同じような感想のメールが寄せられた。今や上げ潮の国民民主党だがこと玉木に限れば別の顔がありそうでいずれ何か問題が起きそうな予感もする。同様に議席を伸ばした参政党にしても一時(いっとき)のブームで、将来に渡って国の舵取りを任せるには危うすぎる。人は見かけで判断してはいけないというタテマエ論はともかく、お若い人はまだ人物の顔でその人間性を推し量ることはできないだろうし、まして純情な年齢だからそんなことはしないだろうが貴重な一票を彼らに託した以上、期待を裏切られなければ良いのだが。

それにしても22日の各新聞は選挙結果が出る前から書いていたような記事ばかり。つまり①与党が大敗するケース②惜敗するケース③意外や意外、過半数を確保などのケースをあらかじめ想定して準備していたとしか受け取れない内容(よくオリンピックなどで日本選手が金メダルを取りそうな場合、逃した場合など結果が出る前に準備して締め切りに間に合わせるような予定稿)。その予定稿に開票時の様子や獲得議席数などの数字を少しだけ書き加えて本記にしているのが丸見えで、選挙翌日の新聞一面に掲載される毎度おなじみのパターン。しかもその横には「政治の空白を許すな」などと、普段は識者を担ぎ出して両論並記でお茶を濁しているような新聞記者が、ここぞとばかりに偉そうに語っているのだからチャンチャラおかしい。

開票結果を受けた21日の石破の記者会見では平河クラブ(自民党の記者クラブ)の幹事社である共同通信の記者が首相に辞任するかどうかをまず最初に質問していたが、物価高や消費税減税に関する問題など喫緊に手を打つべき課題が山積しているのに、まず責任論から追及するのはいかがなものか。それならば「続投する場合、(自民)党内で退陣すべきだという声も出るだろうが、そういう声を鎮めるためにどう理解を得るのか?」と、もっと踏み込んで質問をすべきで、イエスかノーだけで答えられるような質問では子どもの使いでしかない。会見前に記者クラブが自民党に質問の内容を伝えてチェックを受けていたのかもしれないが、口が達者な石破としてはそんな単純な質問に長々と答えていれば記者会見を打ち切る時間稼ぎにもなってありがたかったことだろう。無難な仕事さえしていればいい、腰砕けの政治部記者の実態がさらけ出されていたようで、まるっきりの茶番劇だった。

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さてこの記事をアップしようとしたらトランプが日本に対する関税を15%にするとSNSで発表した。
このニュースを聞いてすぐに思ったのは、この話は先日、大阪万博に来たベッセント米財務長官から石破の耳に入っていたのではないかという推測。それが参院選での与党の過半数割れにも関わらず石破が続投を表明し自民党内で退陣論が大きくなってから、しかもアメリカ側から日本の夕刊締め切り前に余裕を持って発表されたのはあまりにも上手すぎる。開票当日に赤沢が訪米したことと合わせて考えれば明らかにシナリオがあったと感じるのは誰が見ても同様ではないか。選挙中から分かっていながら、自民党が議席を大幅に減らすのは確実と思ったためにあえて発表せず、続投を明らかにした段階で「手柄」として使うつもりだったのか?

ただ反対に大きな懸案が一定の成果を上げたので、もう続投の必要はないという考え方もできそう。
思い返せば昨年、終戦記念日の前日に前任の岸田が辞任を発表してほぼ1年。ことしも何か起きるのだろうか?

→で、今入ったニュース(TBS)によればけっきょく退陣表明になるようだが、そうなると今までの首相経験者よりもはるかにまともな人物に見えてしまう。今までが酷すぎたのか?(11時51分追加)

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2014年9月に北海道新幹線開業前の海峡線で撮影した「北斗星」。前日に函館に入りこの場所に行ったが、ものすごい雨に見舞われ機材ともどもズブ濡れになったことを思い出す。翌朝近くまで雨は降り続いたが、せっかく来たのだからと撮影に出かけたら、滅多にないような朝日が線路を照らした。

同じ年の6月、この立ち位置よりも200メートルほど後ろで撮影したが、日の出前からスタンバイしたおかげで朝日の当たる位置がつかめず、日陰で撮って失敗しそのときの教訓が生きた。ただ、電化区間での撮影はあまり気が進まなかったからリカバリーに懸命になることはなかったが、このときは函館にホテルを取ったついでに再訪してみることにした。ここで一回目を撮ればDD51が牽く非電化区間に先回りも容易で、本来は好まない「追いかけ撮影」を何回か試みるようになった。

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2025年7月21日 (月)

ファンの人気は81号機より95号機?

参院選の開票結果を見ると自民、公明で47議席を確保できたのは予想以上に善戦したように感じる。事前の予想ではもっと議席が減るのではとの見方があったが、結果的には目標数に3議席及ばなかっただけ。もともの目標値が低かったにしても、「大敗」というよりも「過半数に届かなかった」という表現の方がマッチしているように思う。個人的には「惨敗」を期待していたから残念ではあるが。

今後は政局。石破首相は続投を表明しているが足元では責任論が出始め、石破嫌いの最高顧問・麻生あたりが動き始めたようだ。かつて政権を民主党に奪われた奴が今回の選挙結果を見て石破下ろしに走るというのも滑稽な図だが。
とにかく自民党内は物価高や政治とカネの問題、関税など、直ちに着手しなければならない喫緊の課題がゴロゴロあるというのに、そんなことよりも相変わらず足の引っ張り合いの方が重要なのか。呆れるばかりだ。
今回、自民・公明が両院で少数与党に落ちぶれた原因は前任の岸田をはじめとする石破以前の総裁の党運営に端を発しているわけで、石破の責任というよりも、むしろ彼らの方にこそより大きな「罪」があるような気がする。

それでも党の総裁だからと石破に責任を取らせるなら、かつて太平洋戦争を止められなかった昭和天皇など、国家のあらゆる権力を握っていながら多くの犠牲者を出しても戦争責任を追及されなかったのだから摩訶不思議。もちろん占領軍の都合もあったのは承知しているけれど現代の理屈をもってすればそう考えてもおかしくはないように思ってしまう。

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「電気機関車EX」の連載を終えた。年4回とはいえ5年間、計20回の執筆はそれなりの苦労はあった。正式には明日22日に発売される本だから内容については触れないが幾ばくかの達成感はある。本が発売になったらあらためて振り返ってみたい。

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田端のEF81はお召し列車牽引に当てられた81号機よりも、スーパーエクスプレスレインボー牽引用に塗り替えられた95号機の方がファンの人気は高いと聞く。自分にとってEF81はあまり関心の高い車両ではないからどちらでも良い話だが、カシオペアの運転末期には95号機の登場が待望されたらしい。たしかに200ズーム程度のレンズで撮るにはボディ側面に描かれた「EF81」という文字が目立つからその方が良いのだろう。

でももし鉄道博物館にEF81が収蔵されるなら、お召し機の81になるのではないか。どうして保存車両の選定に当たってお召し列車の牽引が重視されるのかは不明だが日本人は皇室が好きだからな。
秋篠宮に孫が誕生したらしいが、それが男か女か性別すら発表しないことに何ら批判もしないのだからマスコミも皇族には緩すぎないか?(皇位継承の論議もあって、男だったら話がそちらに飛び火しかねないからか)いくら眞子が皇室を離れたと言っても将来の天皇の孫に違いあるまい。

20150305

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2025年7月19日 (土)

EF65501@南浦和

参院選挙を控え与党としてはアピールできるネタがないものだから備蓄米を放出し、米の価格がわずかに下がったことを街頭演説などで「手柄」のように訴えているが、最近まで今の半額程度の2000円台でもっとまともな米を食っていたことを思えば、こんなものは全く「手柄」でもない。むしろ古々米中心の備蓄米なんぞをこの値段で買わされることにもっと怒りを覚えるべきで、端的に言えば前より質の悪い米を今までより高い値段で買わされているわけ。ありがたがる理由などどこにあるのか。この備蓄米だってそもそもは税金で買い上げたもの。タダとは言わないがもっと低価格で放出しても罰は当たるまい。3000円台で推移していることの方がおかしくはないか?

それにしても日本人は気の良い人たちが多く、街頭演説などで政治家が「米の価格を下げるためにがんばった!」と言えば、すぐにほだされてしまうのだから、オレオレ詐欺もなくなるわけないわな。

もう忘れかけている人も多いのかもしれないが、裏金問題の解決策もあいまいなままに放ったらかしにしている自民党なんか過半数割れどころか、一気に少数政党にしてもおかしくはないのに、まあ明日の選挙でも第一党としての議席はのんきな有権者のおかげで確保されるのだろう。

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2008年11月3日撮影のEF65501。
この機関車のナンバーはクリーム色に埋没してしまいがちで、美味く反射を利用しないと判別しづらかったことを思い出す。ブルトレ時代のようにヘッドマークがあれば、そちらに目が行ってしまうから、あまり気にせずにすむが、マークがないときはナンバーが目立たず撮影者泣かせの機関車だったように思う。
その兆候は特に順光下で顕著で、撮影には曇天の方が向いていたようにかんじたのは自分だけだろうか。

20081103

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