久々に集団の中で列車撮影したはなし
5日から一週間ほどニセコと支笏湖周辺に行ってきた。撮影はしないで温泉に入り美味い食事にありつくのが目的の旅だったが、たまたま例のデザイナーが手掛けた「ロイヤルエクスプレス」が北海道で運転されるのが今年で最後ということもあり、かつて夜行列車を撮りに行った噴火湾周辺にちょっと寄り道することにした。例年、この時期に北海道に行くと道東方面で出くわしていた列車で撮ったことはあるが、道南方面で運転されるのは珍しいらしい。しかも当初、この情報をもたらしてくれた友人によると黄色いDE15が故障し国鉄色の機関車が使用される可能性もあるという話だったから今回はちょっと興味がわいたものの、結果として黄色い機関車が使われガッカリ。ただ自分としては車両よりも、10年ほど前まで足しげく通った沿線がどう変貌しているかの方に関心があったものだから、全くもって撮りたいわけでもない被写体に時間を費やすこととした次第。
さて10年ぶりの室蘭本線はどこもかしこも雑草だらけ。黄金の海岸はどうやら試運転の時に線路わきの草を刈った連中がいたようで、列車の足回りは撮りようによってはかろうじて雑草に遮られることはなさそうだったが、それでもノースリーブからはみ出した腋毛のようでどことなく不潔だし、国道のラーメン屋から入ったカーブも草に覆われかつての有名撮影地の面影はない。当初、目論んでいた豊浦の展望塔からの俯瞰も上下線間の雑草が伸び放題、どちらかと言えば列車の後方から撮った方がマシかと思ったものの断念せざるを得なかった。行くたびに昼飯にナポリタンやホタテフライを食べた国道沿いのドライブイン「みさき」も営業をやめたようで廃墟となってしまったのは寂しい限り。
チョイスしたのは大岸と礼文の間のカムイチャシ史跡のある小高い丘。かつて夜行列車を撮りに行った時代には、こんなところで撮ろうなどと思ったことはないが、雑草の影響が少ないことと晴れれば車体側面にも光が当たるという点に重きを置いて判断した。
着いた時点(朝7時過ぎ)では一番乗りだったものの、さもしく意地汚い追いかけ撮影を企てている奴らが見晴台(老朽化したため立ち入り禁止となっているにもかかわらず)の手すりに三脚を固定して場所取りをしている。相変わらず鉄道撮影の世界にはこういう下品極まりないバカが数多く存在しているらしいが、それはそれとして自分好みの立ち位置を確保して列車を待つことにした。
まあ後は想像通り列車の接近が近づくにつれ人も増え先客の間に割り込もうとする奴もいたが、幸いにもこちらの立ち位置は安泰でのんびり手持ち撮影に徹することができた。
それにしてもこんな列車、三脚を立てて複数のカメラで撮りたいのかね? 昔はカラーとモノクロの両方を撮りたいがためにこんな手法を使う人もいたが、デジタルカメラとズームレンズが全盛となった今、そこまで下品にならずとも良かろうに!そもそもファインダーをのぞかずに写真を撮るなんぞ、監視カメラを設置するような行為と大して変わらず、「撮った!」と言えるのか甚だ疑問。三脚を使わずに手持ち撮影が当たり前になれば場所の譲り合いも和やかにできるのではないかと思うのだが。
まあ、どうせこの先もこの世界は変わらず推移していくのだろうな。「〇〇は死ぬまで治らない」のか「死んでも治らない」のか???












最近のコメント