魅力的な黒部峡谷鉄道の機関車
9月26日から3泊4日で富山、金沢へ行ってきた。目的の一つは、だいぶ前から気になっていた黒部峡谷鉄道の電気機関車。鉄道撮影に対する熱は冷めてしまったが、かなり前からここの機関車を実際に見てみたいという希望を達成していないままだったため、今になってようやくその思いにケリをつけた。
もともと前面がゴチャゴチャとしてヘビーデューティーに見える車両が好きなものだから、長いレンズで引っ張ったら自分好みに撮れるのではないかとの思いを抱いたのは10年以上前からだったように記憶している。
この目で見た感想は想像通りで自分の感性にじゅうぶん響くもの。一見すると工事用車両のように映るかもしれないが、お客さんを乗せて走る正真正銘の旅客列車牽引機関車(しかも常時重連)。険しい勾配に挑む姿は小粒ながらなかなかの存在感が漂う。
カーブだらけのナローゲージでは700ミリクラスのレンズで引っ張るには撮影ポイントがないし、線路沿いに道がないから撮影できる場所は限られたが車両が小さいから400ミリ程度でも望遠効果はそこそこ大きかったように思う。個人的には国鉄のED18の雰囲気を感じたのかもしれない。茶色に塗ればさらに魅力は増すかもしれないが、昔からこの姿で使われてきた由緒正しき機関車。大井川鉄道の電機のような愚行はしない方が良いだろう(ただし、願わくばヘッドマークのない姿も見てみたい)。
現在、黒部峡谷鉄道は能登半島地震による影響で本来の終点である欅平まではつながっておらず、途中の猫又止まりだが来年の紅葉シーズンには再開されそう。改めて訪れることになるのは間違いない。
昨晩、帰って来たばかりで画像処理ができないが、9月最後の記事として掲載した次第。次回以降、新たに購入した24~120ミリズームで撮った、お決まりのアングルからの写真もアップしたい。

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石破首相や外務大臣の岩屋が国連でパレスチナの国家承認について「(承認を)するかしないかではなく、いつするかが問題だ」と演説したが「まやかし」にしか感じない。
「いつするかが問題」、ふざけるな!
日々、命が奪われている中、「いつ」はないだろう! 核拡散防止条約すら批准できない被爆国らしいと言えば「らしい」が、たとえ国家承認が即刻ジェノサイドの歯止めにつながらないにしても今日も明日も、あるいは今でも人命が奪われていく中で一日でも早く承認するのが筋だろう。トランプ関税を気にして言葉巧みに日本としての考えを明確にしない卑怯で姑息な論法を展開(どうせ承認しないということ)するのはうす汚く、腐臭すら漂う有様でしかない。あきれ返って恥ずかしくなるが、昔からこういう輩って常に職場や学校など、身の回りに存在したことも事実だ。
飢餓で、あばら骨を浮かべた子供が毎日死んでいく現実。それでも日本はすぐに承認しないのか。国家として承認したところで直ちに多くの命を救えるわけではないが、トランプ関税から自動車産業を守るためにこの問題にすらへつらうのか! そして、何百万もする車を当たり前のように4、5年で買い替えられる恵まれた国民はそんなことすらおかしいと感じないほど不感症に陥ってしまったのか! 給料が少し下がったって命に大きな影響が出るわけでもない自動車産業従事者を守るために馬鹿で愚かな米大統領を持ち上げるのだから我が国の首相、あるいは首相候補、ひいては与野党含めた政治家たちの腰が引けたザマもここに極まれり。一部には石破や岩屋の国連での演説を評価する向きもあるが、発言の実現性がないと理解していながらを称賛する姿には白けるばかり。
SNSなどでは群馬県前橋市長の不倫問題なんかでギャーギャー喚く国民のくせに、他国の子どもが多々死んでいく現実には関心が薄いのだから昨年、評論家の青木理が言ったように「劣等民族」とはつくづく言い得て妙だ。
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