「SL冬の湿原号」①
今回の道東の旅では予想通り、生き物の撮影に関しては大した収穫はなかったものの宿泊先が素晴らしく大満足。一泊目の「あかん鶴雅別荘 鄙の座」は値段も値段だから当然にしても全体で25室のみでインバウンドのうるさい観光客など皆無で静かなうえサービスも上々。部屋の露天風呂や食事もふくめて非常に快適な時間を送ることができた。道東としては珍しい大雪に見舞われ外出を見合わせても、チェックインからチェックアウトまで館内ですごすことに些かの不満も感じなかった。
その後に泊まったホテルも想像をはるかに上回る客室、大浴場、食事でこれまたビックリ。あまり知られていない宿だし部屋数も少ないから、ここに名前を記してしまうと今後、予約が取りにくくなるおそれもあって割愛するが、さっそく次回もここに泊まろうと春の旅行計画を練ろうと考えている。
実に良い旅だった。
前述の通り初日、2日目は大雪ながらSLファンには僥倖となったようで、かく言う自分も動物の撮影はほぼあきらめ手軽な場所でC11牽引の「SL冬の湿原号」をチャチャッと撮ることができた。復活した蒸気機関車には強い魅力を感じないが、道床まで積もった雪の中を走るSL撮影は久しぶり。生き物の撮影をすることに比べりゃ、時間通りやって来る列車撮影は非常に楽。寒さも感じず2日続けて撮ってしまった。
旅行から帰る日、中居正広とやらの女性問題でフジテレビの記者会見を空港のテレビで見かけた。その時点で開始からすでに3時間。帰宅してからもまだやっていて延々10時間に及んだようで呆れてしまった。
芸能人のこの手のスキャンダルなど、こんなに放映する必要があるのか。もはやスキャンダルそのものよりもフジテレビの事後の対応や前回の記者会見に焦点は移っているにしても、単なる「ガス抜き」のための長時間会見としか映らない。得体のしれないユーチューバーなど、記者会見のマナーも知らない有象無象まで集まって、論旨の定まらない質問をダラダラとぶつけている姿に小学校の「児童会」のような印象すら受けた。
また、名だたるマスコミの記者も自社の幹部には平素、ろくろく意見や異論も唱えられないくせに、相手が他社なら偉そうに声を荒げるのだから惨めったらしい。尻尾を後ろ足にはさみながら後ずさりしつつ吠えている弱っちいイヌのごとき。他人、特に有名人だったり大手企業の失態をSNSなどで袋叩きにしていい気になっている連中の縮図のようにも見え、質問を受ける側も質問する方も「どっちもどっち」の質の低いバラエティでしかなかった。
しかしこんな話、そもそも芸能界や女子アナ、IT成金らの間ではゴロゴロ転がっていることは現役時代から聞き及んでいたが、しょせんそういう業界なのだ。大騒ぎするまでもなかろうに。






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