旧広尾線・幸福駅の夜
9月23日から一週間、北海道に行ってきた。今回は4年ぶりのエゾナキウサギの撮影が目的。後半は妻も合流してお気に入りの十勝川温泉・豊洲亭に泊まり、ご自慢の食事にありつけ大満足。
ナキウサギの方はこの夏の暑さでまだ冬に向けた貯食が本格化しておらず、動きはあまり活発ではなかったが、今年生まれた子どもは人間に対する警戒心が希薄なのか、けっこう近いところまでやって来てアップの写真を心ゆくまで撮ることができた。お決まりのポーズばかりだが、体長15センチにも満たない小型の哺乳類を、そこそこ大きく撮影できたのだから悔いはない。
滞在3日目の25日には意を決して東ヌプカウシヌプリという標高1200メートルの山に登りナキウサギを撮ったが、かなり急な山道を1時間半かけて挑んだ体力はもう来年には残っていまい。一つでも若い内にチャレンジしておいて良かったと思う。何しろ好きなことをやるために雇用延長を断ったのだから遊ばなければ損。下山後、夜になって太ももがこむら返りを起こしたが、何ごとも体が動く内にやっておくに限る。
**************************************************************************************************
自民党総裁選は旅先でも注目していたが、なかなか面白い展開だった。誰が首相になってもしょせんは政治家。総裁選での公約など実行できるはずがないのはガキじゃあるまいし自民党の議員、党員らは先刻承知のこと。ただただ選挙の「顔」として誰がふさわしいかという判断が結果を大きく左右するのは分かり切っていたことだから、立憲民主党の代表が野田になれば自ずと石破に票が流れるのは確実と見ていたら案の定。
また、総裁選に立候補したときの石破発言、「野党との論戦をしっかり経たうえでの衆院解散」が早くも反故にされたなどというのは政治家にすれば朝飯前。もっともらしい言い訳だって準備しているだろう。こんなことは今後もどんどん繰り返されるだろうから、いちいち「裏切られた」と嘆いても意味はない。
それよりも今後は石破が麻生や高市をどう駆逐するのかが見もの。
***************************************************************************************************
帯広空港に下りると毎回立ち寄るのが旧広尾線の幸福駅跡。
駅名だけで知名度が上がった観光地だが、ここに保存されているキハ22は、さすがに観光客が多く来るからメンテナンスも行き届いてカメラを向けたくなってしまう。
今回は帰りの飛行機までの時間が余ったこともあって、夕方に行ってみたらなかなか良い光線だった。その際、あらためて周囲を見回したらライトアップ用の設備があったため暗くなってもう一度訪れて撮ったのがこの画像。グリーンのライトが強烈すぎて、せっかく色づいてきた木々の葉っぱが人工的に見えてしまったため、画像を調整して彩度をかなり落としたが結果はあまり芳しいものではない。
ただ思惑通りに近いものが撮れたので、こんな撮り方も悪くないだろうとアップしてみた。全国に数多保存されている車両も正面方向から長いタマで引っ張れるところが少ないだけにありがたい。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 五稜郭機関区のDD51(2025.11.08)
- 残雪の山をバックに「トワイライトエクスプレス」(2025.11.03)
- 日の丸がだらんと垂れたEF5860(2025.10.20)
- 二兎を追って失敗した写真(2025.10.11)
- 黒部峡谷鉄道の電機と新たなレンズ(2025.10.02)
「執筆者U」カテゴリの記事
- 五稜郭機関区のDD51(2025.11.08)
- 残雪の山をバックに「トワイライトエクスプレス」(2025.11.03)
- 日の丸がだらんと垂れたEF5860(2025.10.20)
- 二兎を追って失敗した写真(2025.10.11)
- 黒部峡谷鉄道の電機と新たなレンズ(2025.10.02)
「機関車以外の車両」カテゴリの記事
- 長野電鉄の電車(2025.09.25)
- 室蘭本線・礼文にて(2025.09.13)
- 夜間停車中に撮ったカシオペアの客車(2025.05.17)
- カシオペアのラストランで早くも場所取り?(2025.04.16)
- 飛躍した考えかもしれないけれど…(2025.05.01)
「旅行」カテゴリの記事
- 五稜郭機関区のDD51(2025.11.08)
- 魅力的な黒部峡谷鉄道の機関車(2025.09.30)
- 釧路湿原ノロッコ号(2025.08.15)
- 浦和を通過するEF65501(2025.08.07)
- 仕方なく訪れた有名撮影地(2025.06.20)
この記事へのコメントは終了しました。



コメント