紀伊田辺機関区でDF50の夜間撮影
報道各社の世論調査では次期自民党総裁には石破茂元幹事長が人気ナンバー1となっているが、しょせん総裁選は自民党議員と党員が行う選挙。投票できない一般国民を対象とした世論調査の結果など全く持って意味はない。そのことは当然ながらマスコミも分かってやっているのだから、こんな愚にもつかない調査結果が連日大きく報じられるのは候補者にロクでもない奴が多く、せめて石破さんにでも立候補してもらわないと政権を預かる与党の総裁選としてカッコがつかないとの思惑が働いているからではないかと勘ぐってしまう。
とりわけ今回の総裁選は最初の投票で1位の候補が過半数を得られなければ上位2者で決選投票になるのはほぼ確実。その時点で石破さんが残っていなければ党所属議員と党員の中での人気が下位だったなどと、後になって言い訳がましく伝えられても何ら意味はなく、現時点でそのことを見出しにとった記事にすべきではないか。政局に絡む報道の胡散臭さは相変わらずだ。
それはそうと米大統領選ではないが「もしトラ(もしかしてトランプ)」ならぬ「もしかして小泉」も深刻だ。
たしか数年前の「週刊新潮」では偏差値30とも40とも言われ、答案用紙に自分の名前さえ書ければ合格できるなどと誠しやかに言われる日本の大学から現職首相だった父の力を借りての米コロンビア大学院へ「学歴ロンダリング」した経緯が関係者の実名入りで記事になっていたが、いかに米国の大学院には有名人や金持ち子弟の入学枠があるとて、一般家庭の学生だったらまずあり得ないこと。世間並みの苦労も経ずに何から何まで親の七光りに頼ってきた若僧に国政の舵をとらせるなど政権与党として暴挙もいいところだ(田中角栄のアクの強さがあれば別だが)。万が一にも首相になれば、きっとバックにいる森元首相など海千山千らの傀儡となるのが関の山だろうが、それにしても国連気候行動サミットで「気候変動問題に取り組むとき、それは楽しくなければならずクールでなければなりません。それもセクシーでなければなりません」(どう解釈しようと意味不明) などと、頓珍漢な発言をした小僧では日本人は、トランプを大統領に選出して世界中の物笑いの種になったアメリカの国民よりもレベルが低いと恥ずかしい思いをするのではないか。首相になったとしてもすぐに馬脚を現すのは目に見えている。そうなったとき、こいつが首相にふさわしいと思っている奴らは何を語るのか。見ものだ。
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前回の記事と同様、1977年のゴールデンウイークに訪れた紀勢線のDF50。写真は紀伊田辺機関区でのもの。
この日は新宮からの列車で夕方到着した後、和歌山方面から来る夜行列車で再び新宮へ戻る計画だった。もちろん宿代を浮かすのが目的だったが、列車の待ち時間中に構内に休むDF50を撮ることも当然プランに入れていた。
亀山のDF50は和歌山まで通しで運用されることはなく、新宮か紀伊田辺で燃料補給をすることから、両機関区には必ず数両がDF50がたむろしていて、数を撮るには非常に便利。ただ新宮は、ここを始発としたり終着とする列車も多く、気動車の出入りも多かったため、三脚にカメラを付けたまま構内をうろつくには田辺の方が安全で、好き勝手に移動しても注意を受ける心配はなかった。
すでに蒸気機関車時代の扇形車庫は取り壊され、電化に向けた工事も進んでいたが、まだ架線が張られていなかったのは撮影するうえで楽だったように記憶している。
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