正面向きのシマエナガ
今、ブームのシマエナガってどれほど可愛らしいのかと、先日の旅ではターゲットの一つにしていた。一昨年4月に帯広で撮るには撮ったが後ろ向きで正面から撮影できず、いつかは真ん前から撮りたいと思っていた小鳥。冬の寒い季節にしかフワッと丸っこい姿にならないから、ほかの季節では撮る意味がなく冬ならではの被写体だ。だからモモンガに当てる撮影時間をやりくりして狙わないとまた一年先送りになってしまう。撮れそうな場所をいろいろと調べて、やっと巡り合うことができたのは今回の旅の収穫の一つとなった。
しかし、世間で言われるほど自分の目にはピンと来なかった。たしかにチビの雪だるまのようで愛らしいことに異論はないが、被写体としてはモモンガのように何度も何度も撮りたいと感じるものではない。個体差によるものかもしれないが…。一度撮れればそれで十分に思ったのだ。
感じ方は人それぞれだが、数年前から撮りたいと思っていた割には「まあ、こんなものか」といった程度。やはりワシやモモンガ、フクロウなどと比べるほどの「役者」ではなかったように思う。期待外れとまでは言わないものの、この先撮るとしたら何かほかの生き物を狙っていてやって来ない限り、この鳥に時間を費やすことはなさそうだ。もちろん狙った生き物が撮れなかったりして時間を持て余すような時には「暇つぶし」のネタにはなるかもしれないが、シマエナガのために精力を傾けるのは最初で最後となるだろう。
撮りたいと思ってきたのになかなか出会えなかったが、撮れるときは撮れるものだ。
ずいぶん撮ったから少し画像をアップする。
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