今回は出羽三山旅行のこと(鉄道の話題はなし)

出羽三山を巡る山形旅行は非常に充実したものだった。
もともと山形県は鉄道撮影でもあまりなじみがなかった土地で、蒸気機関車現役時代にちょこっと新庄や酒田機関区に寄り道し、電気機関車を撮るようになっても日本海沿岸部に少し行った程度。内陸部は列車で通過したり出張で行ったことがあるくらいでほとんど縁がない。そもそも若い頃に寺社仏閣を訪れてみようと思っても実際に腰を上げるほど思い切れなかった。
ただ、かねてより写真で見ていた羽黒山神社の五重塔には惹かれていて、いずれは行きたいと思っていたのは事実で、今回実際に自分の目で見て感激した次第。奈良や京都などの知名度の高い寺や神社の五重塔よりも、木の地肌のままの色合いや周囲の風景ともマッチした姿は素晴らしく、普段は関心ある被写体にしかカメラを向けない自分も何百枚も撮影してしまった。最近は観光客も増えているようだが、シルバーウイーク直前でありながら人は少なく、ましてインバウンドの連中もほとんどいないことも快適で、つい長居してしまった。まだ行ったことのない方には是非一度訪れることをお薦めしたい。湯殿山や月山もなかなか良かったが、とにかくこの羽黒山神社五重塔だけは一見の価値があると言えるだろう。

ところでこの出羽三山地区、自分がこの場所を知ったのは小学生の頃で山と渓谷社から出ていた「蒸気機関車の旅」という広田尚敬氏と植松宏嘉氏の共著の中の米坂線の記事でのこと。即身仏すなわちミイラのことが書かれたくだりで、日本でもミイラが見られることがあると知り興味をもったのが始まり。なるほど今回行ってみたら湯殿山神社の本宮などは、最近行ったばかりの青森県の恐山よりもはるかに神秘的で山伏らが修行したという山岳信仰の地だけのことはある。このところ訪れる人が増えているのはパワースポットなどともてはやされる風潮の影響でもあるだろうが、なるほど少しは理解できたように思う。

思い出すのは2013年9月にEF81牽引の「あけぼの」を撮ろうと秋田へ向かう際、山形自動車道の月山第一トンネル付近を走っていたときの怪異現象。未明の午前2時すぎ、激しい雨に見舞われろくに前が見えず時速25キロほどで走っていたら突然カーナビに女性が映った。カーナビを導入して初めての車だったこともあり操作もろくに分からず、ただ電波の状態がおかしくなってテレビでも映ったのかと思い道端に車を止めたが、どこをどういじっても女性の姿が消えない。それどころか最初はボンヤリした姿で白っぽい服を着ているように見えた女性がだんだん鮮明になって、纏っているのが白装束であることに気づきゾッとした記憶。時間にして5分ほどのことで、そういう現象などまったくもって信じていないくせにあれほど恐ろしくなったのは後にも先にもこれが初めて。
今回の旅でレンタカーで同じ道を走っているときに、そのときのことを思い出し妻に話したらスマホで検索した結果、そんな現象がしばしば報告されていることを知ったことも出羽三山の神秘性に拍車がかかったとも言える。いずれあらためて同じ時間にここを走ってみようと心に決めた。

付け加えておきたいのは山形から出羽三山方面に向かう手前、寒河江市にある慈恩寺というお寺がこれまた素晴らしかったこと。古くからの名刹で三重塔や山門、本殿も羽黒山神社の五重塔に引けを取らない歴史を感じさせるお寺。観光客としては出羽三山にばかり目が向きそうだが、そこまで行くならこのお寺にも是非立ち寄りたい。早くも多分また来年、行くことになるだろうと予測している。
宿泊した志津温泉の「つたや」という宿は大変心地良く料理も素朴で最高、いくつかの料理の素材や裏ワザまでご教示してもらった。

最終日の20日は農協の直売店や道の駅でたっぷり野菜などを買い込んで2泊3日のちょっと良い旅となった。

羽黒山五重塔

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2026年9月18日 (金)

489系ボンネット型の臨時「とき」

雨ばかり続く9月だが最近は気温は下がってようやく過ごしやすくなってきた。暑さに弱い者としてはなるべく自宅を出ないように努めてきたが、エアコンに当たりすぎたのか体調を崩してしまい、それが長引いて画像処理も読書も疎かになってしまった。けっきょく7、8月と動物撮影はせずに北海道のニセコや青森、広島、鹿児島などへ温泉と食事を楽しむ短い旅をするだけにとどめた。今月もまだ動物の動きが鈍いので北海道には行かず今日から山形の出羽三山に行くが接近中の台風の進路がどうなるか不安なところだ。

羽田に着いたら山形行きの搭乗口は28番とのこと。そんな乗り口があったっけ?と思ったが、9月1日にオープンしたばかりらしい。木材のにおいもして新鮮なのは良いが、手荷物検査場から遠いのはちょっと不便。動物を撮りに行く際にこんなスポットを利用しなければならないとしたら、荷物も重いから電動車いすで移動した方が楽だと思わずにいられない。羽田の混雑にますます拍車がかかりそうだ。

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会社を辞めて旅行する機会がますます増えたが、動物撮影のように未明にホテルを出るような旅を除いて、そこそこの宿を利用している。考えてみれば自分のような飲ん兵衛はビジネスホテルなどに泊まっても、街に繰り出して一軒、二軒とはしごするからトータルとして返って高くつく。それならいっそホテルで温泉に浸かって夕食まで済ませた方が案外リーズナブルだ。普段は高いホテルでも時期によってはディスカウントもするから、インバウンド需要などで料金が高くなっているビジネスホテルとの差は縮まっていることも背景の一つ。

そんな思いから妻との旅では、まあまあのホテル、部屋を予約してきたが、最近はちょっぴり良い部屋だとラウンジが使えて、場所によっては明るいうちから酒も飲めてありがたい。温泉から出て「ちょっと一杯」などという時など非常に便利だ。グレードの高い部屋に泊まる人へのサービスだがラウンジを使いたいと考えている旅行客が多いのか、ホテルの方でもそれに見合った飲み物やつまみ、食べ物を用意してくれていて、そういう点まで考慮すれば決して「高い」というイメージは希薄だ。
とりわけ良かったのが金沢市内の「山楽」。酒やつまみ、軽食の充実度はもちろん、スイーツも10種類以上揃っていて、2度目に訪れた時などは街へ出て食事する必要もないとすら感じた。ラウンジの広さについては、やや狭かったものの、幼い子供連れの客も少ないから落ち着いて過ごせ、今のところこれまで行った地方のホテル(首都圏の気取ったホテルを除く)のラウンジではここが最高だった。

次いで良かったのは鹿児島の城山ホテルと札幌グランドホテル。城山ホテルではラウンジに入手困難な焼酎「魔王」が用意されて、ほかにも「村尾」「森伊蔵」など名だたる焼酎が並び、おまけに飲み放題とあって仰天したほど(もちろんガブ飲みはしなかった)。「魔王」は久しぶりだったが美味さはやはり別格。これを飲んだらいかに「森伊蔵」でも霞んでしまう。
札幌グランドホテルは静かで重厚。飲み物やつまみ、軽食の種類はそれほど多くはなかったが、職員の対応もふくめて快適さでは「山楽」や「城山ホテル」を陵駕するほどだ。

初めてラウンジのあるホテルに泊まったのは北海道・十勝川温泉の「豊洲亭」と知床の「北こぶし」で、当時は物珍しさも手伝ってゴージャスな気分に浸ったものの、最近はどこのラウンジも充実してきて先発のホテルを上回るほどになってきている。
そんななか先日、広島で泊まったグランドプリンスホテルのラウンジではこちらが軽食を皿に盛っている際、スマホで撮影していた不躾な客がいて画像を削除させた。人物を写そうとしたわけではないにしても対角線上から撮影していたから画角に入った可能性は大。インスタなどにレストランなどの料理の写真をアップするために撮影する人が多いが、傍から見るとさもしい行為だと感じるのも本音だ。自分のテーブルならそれも良いが、バイキング会場などに並んだ料理を撮るのはやめて欲しい。後ろに並んでいる人のことも配慮せずに見栄えの良いようにしつこく撮影している客などを見るたびに、「どういう躾をされているのか」と不快になる。しっかりしたホテルだと係の人が注意するが、2023年にG7サミットを開催したホテルにしては従業員の配慮がお粗末だった。

そんなわけで最近は動物撮影を伴わない旅ではホテルに滞在する時間が延び、早いときは14時にチェックインして翌日10時、11時まで滞在することも多くなった。以前ならガツガツと列車や市電でも構わず撮りに出かけたものだが、そんなことよりも少しでものんびりとホテルで過ごすことが当たり前になっている。
「堕落」と言えばそれまでだが…。

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インスタに上げたら意外や意外、好評だった画像。2009年3月14日に撮影した489系を使用した団体列車の「とき」。
これは前日のダイヤ改正で上野に着いた最後の定期「能登」に使用された編成を金沢へ戻す際に列車名を変えて運転されたもの。下り方のマークは181系時代、実際に使われた本物で、往時を知る身にも違和感はなかった。

2年後、大阪に転勤していた時代にボンネット型489系は引退したが、その時のお別れ運転で掲げられた現役時代の「雷鳥」「白鳥」を基にしたマークも非常に秀逸だった思い出がある。

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2026年8月14日 (金)

久々に集団の中で列車撮影したはなし

5日から一週間ほどニセコと支笏湖周辺に行ってきた。撮影はしないで温泉に入り美味い食事にありつくのが目的の旅だったが、たまたま例のデザイナーが手掛けた「ロイヤルエクスプレス」が北海道で運転されるのが今年で最後ということもあり、かつて夜行列車を撮りに行った噴火湾周辺にちょっと寄り道することにした。例年、この時期に北海道に行くと道東方面で出くわしていた列車で撮ったことはあるが、道南方面で運転されるのは珍しいらしい。しかも当初、この情報をもたらしてくれた友人によると黄色いDE15が故障し国鉄色の機関車が使用される可能性もあるという話だったから今回はちょっと興味がわいたものの、結果として黄色い機関車が使われガッカリ。ただ自分としては車両よりも、10年ほど前まで足しげく通った沿線がどう変貌しているかの方に関心があったものだから、全くもって撮りたいわけでもない被写体に時間を費やすこととした次第。

さて10年ぶりの室蘭本線はどこもかしこも雑草だらけ。黄金の海岸はどうやら試運転の時に線路わきの草を刈った連中がいたようで、列車の足回りは撮りようによってはかろうじて雑草に遮られることはなさそうだったが、それでもノースリーブからはみ出した腋毛のようでどことなく不潔だし、国道のラーメン屋から入ったカーブも草に覆われかつての有名撮影地の面影はない。当初、目論んでいた豊浦の展望塔からの俯瞰も上下線間の雑草が伸び放題、どちらかと言えば列車の後方から撮った方がマシかと思ったものの断念せざるを得なかった。行くたびに昼飯にナポリタンやホタテフライを食べた国道沿いのドライブイン「みさき」も営業をやめたようで廃墟となってしまったのは寂しい限り。

チョイスしたのは大岸と礼文の間のカムイチャシ史跡のある小高い丘。かつて夜行列車を撮りに行った時代には、こんなところで撮ろうなどと思ったことはないが、雑草の影響が少ないことと晴れれば車体側面にも光が当たるという点に重きを置いて判断した。
着いた時点(朝7時過ぎ)では一番乗りだったものの、さもしく意地汚い追いかけ撮影を企てている奴らが見晴台(老朽化したため立ち入り禁止となっているにもかかわらず)の手すりに三脚を固定して場所取りをしている。相変わらず鉄道撮影の世界にはこういう下品極まりないバカが数多く存在しているらしいが、それはそれとして自分好みの立ち位置を確保して列車を待つことにした。

まあ後は想像通り列車の接近が近づくにつれ人も増え先客の間に割り込もうとする奴もいたが、幸いにもこちらの立ち位置は安泰でのんびり手持ち撮影に徹することができた。
それにしてもこんな列車、三脚を立てて複数のカメラで撮りたいのかね? 昔はカラーとモノクロの両方を撮りたいがためにこんな手法を使う人もいたが、デジタルカメラとズームレンズが全盛となった今、そこまで下品にならずとも良かろうに!そもそもファインダーをのぞかずに写真を撮るなんぞ、監視カメラを設置するような行為と大して変わらず、「撮った!」と言えるのか甚だ疑問。三脚を使わずに手持ち撮影が当たり前になれば場所の譲り合いも和やかにできるのではないかと思うのだが。
まあ、どうせこの先もこの世界は変わらず推移していくのだろうな。「〇〇は死ぬまで治らない」のか「死んでも治らない」のか???

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2026年8月 5日 (水)

ヘッドマークを付けたEF64の「カシオペアクルーズ」

熊本地震のニュースを見ていて被災者の方々がほかの自治体からの支援物資を望んでいるとのコメントを見ながら思い出すのは、コロナ禍のときに感染者が出ていない(あるい全国と比較して少なかった)東北地方で、他県ナンバーの(特に大都市のナンバーを付けた)車に「うちの県に来るな!」だとか「地元へ帰れ!」などと落書きされたり、あるいは車体に傷をつけられるなどの嫌がらせが相次いだこと。地域も異なるうえ震災とパンデミックを同列に、しかも単純に比較することは乱暴だが、「人間なんでしょせん勝手なものだよな」と感じなくもない。自分にとってありがたいことには甘える一方、リスクになる可能性があるケースでは容赦なく排斥する。分かり切ったこととはいえ、まさに人間の業(ごう)を見る思いだ。

コロナ禍の時の加害者はどう感じているだろう。

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暑いものだからここ3週間ほど家にこもって2026年前半に撮った動物写真を見直したついでに、鉄道の方にも目を向けたら2013年10月に撮影した「カシオペアクルーズ」の画像に目が留まった。
「カシオペア」の晩年、本州内のツアーが頻繁に行われるようになったが、上越線内でEF64が補機として使われた際にヘッドマークが付けられたのは2回しかないはずで、これはその最初で2013年10月5日の運転時のもの。

これ以降、「カシオペア」を使って上越線内を走るとき、補機を務めるEF64には毎回ヘッドマークが付くものだと勝手に思い込んだものの、もう一回は翌2014年6月だけだったから、今にして思えば貴重な記録になったわけだ。しかも2度目は運転台の助士席窓際に大きな白い袋が置かれていたから、まともに見られたのはこの一回限りということもあり希少性はアップした。乗務員の配慮が足りなかったのか、はたまた「故意」なのかは知る由もないが、おかげでこの初回に撮影できた方々はラッキーだったとも言える。

この写真、とっくにブログにもアップしたものの、この後もマークを付けた姿が撮れるだろうし、(自分が)好きな双頭連結器を装備したEF64ではないこと、それに列車通過まで天気も良く陽炎がうっすらと出ていることも重なって現像作業を粗雑にやったままだったが、この際だからもっと丁寧に処理してみた。

流行(はやり)のAIでも使えばもっとマシに仕上げられたかもしれないが、現場にいた者としては安易に頼りたくもないから少しいじった結果、前回よりも見た目が良くなったので再掲した次第。
後日耳に挟んだ話ではヘッドマークを付けなくなったのは、関係者の間で何らかの(事実未確認のため、ここでは書かないことにする)齟齬が生じた結果らしい。マークの寸法なども「あけぼの」と異なるわけでもないのだから、それが事実だとすればそんな問題は前向きにクリアできなかったのかと器の小ささを残念に感じた。

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2026年7月28日 (火)

こんな機関車も撮っていた(でも、多分再掲)

前向きにはなれなかったがインスタを始めて早2年と少々。動物写真と鉄道写真の二つのアカウントを持っているが、ブログでさえ滞りがちのものぐさな身としては更新が大変。毎日しっかり新しい画像をアップしているマメな人を見ると凄いと思うが、自分はせいぜい一週間に一度程度の更新で、それすら億劫になってきている。例えば動物の場合、人様に見せる写真だと思うと単に姿が写っているだけではアップするのも憚られるし、他人と同じようなものでは作業するにも面白味がない。別に「イイね!」の評価を頂きたいわけではないが、写真を生業としてきた者としては恥ずかしい。

写真をアップするにしてもパソコンできっちりトリミングし、色を調整したうえでスマホに送り、スマホの画面でどのように映るか検証して、気に食わなければやり直しを繰り返してから公開する。「たかがインスタ」と思う反面、「されどインスタ」という意識はぬぐえず、いったんは「良し!」としながら翌朝見直すと色が気に食わずやり直しということは日常茶飯。もっと気楽にやれば良いのだが、幼いころから関わって来た写真のことになると画像処理に費やす時間は撮る以上に気を遣う。
まあ、それが楽しいと言えばそれまでだが記事にしっくりするBGMを選ぶのも迷うてばっかり。流行りの歌など論外だし、軽い歌謡曲など耳にするのも不快な者としてはただでさえ知っている曲も少ないのだから、クラシックやスクリーンミュージックなどからのチョイスが多くなる。しかもその曲のサビの部分を使うように長さを調節するのも面倒で、インスタ一件の記事を更新するのにかける時間は軽く5時間に達してしまうのではないか。

だから疲れる。
仕事などしていない身。くたばるまではもう少し時間はあるはずなのに、朝からこの作業に没頭するといつの間にか夕方になっていることも多く、その段階になるといつも自己嫌悪。
おまけに最近、鉄道写真のインスタへのフォローが増え、DMで質問を受けることも多くなってきたのはありがたくも辛いところ。もはや自分が撮りたい車両もないから、過去にこのブログに掲載した写真の撮影地や機材も答えるようにしていることもあって、そちらの返事にもけっこう時間を割かれる。何しろ10年以上たった写真の中にはどこでいつ撮ったものか記憶が薄れてしまったものもあり、その場合はハードディスクやグーグルマップで調べなくてはならない。ボケるにはまだ早いと思うものの、こんなことがあるたびに「いよいよボケが始まったのではないか」との不安に駆られ、いっそ本当にボケてしまった方が楽ではないかと思うことすら!

それでも、こんな作業のおかげでまだ張り合いを感じていられるのならありがたい。お金を頂戴するわけでもあるまいし、ブツブツ言わずにもう少々のんびりした気持ちで取り組もうと思うが暑くて外出も控えている昨今、安否確認も兼ねてこんな日常を書かせていただく次第。何とか元気で生きております!

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しかしそのインスタ。下手に他人のつぶやきのような記事を見てしまうと、その人間のバカさ加減に呆れることが多く、あまりの無知さに悲哀すら感じる。

最近、高市首相の国会への出席や皇室典範改正、国旗損壊罪などを巡り、数(議席数)で押しまくるやり口に批判が増えているが、そもそも前回の衆院選で自民党に投じた人間たちも多くいるはず。そんな奴らが今ごろブチブチ嘆いたとて後の祭り。「この国民にしてこの政府あり」なのだよ。人(候補者)を見きわめる目がなかった自らを反省するのが先決。お前らが発信している言葉はそのままお前らに返ってくるというもの。どの口が言うのか!
朝日新聞・高橋純子編集委員の高市首相の国会運営を評する7月25日朝刊の「多事奏論」ではないが、「最低最悪(仮)の国会」ならぬ「最低最悪の有権者の知的レベル」が招いた現実。肝に銘じたうえでSNSに投稿しろよ! テメェらの間抜けさを棚に上げて人を批判するなよな!

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こんなものを撮っていたので今さらながらアップ。2012年6月撮影。

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2026年7月11日 (土)

キハ181系「まつかぜ」

鹿児島の旅はなかなか快適だった。
福岡に赴任していた時代、鹿児島への出張は内之浦からのロケット打ち上げを除いて事件や事故の取材ばかりで、夜の街を楽しむ機会は少なかったが、今回は短時間ながら美味いものを食い、居心地の良い城山ホテルでゆっくりできたのは上々だった。
新幹線が延び、かつてのブルートレインの終着駅「西鹿児島」が「鹿児島中央」駅となり、ずいぶん様子が変わったものの、昼時から食べた鳥の刺身をはじめ、明るいうちから妻と「食」を堪能でき「さすが九州!」と再認識させられた。福岡時代の1992年にデビューした787系特急型電車が今でも日豊本線のドサ回りのような「きりしま」という列車で使われていて、福岡で遊びまくった時からすでに30年以上が経過したことも感慨深く、自分自身が年を取ったことを改めて痛感した。

今日はこれから青森へ。ちょっとした好奇心もあり恐山に行ってみたいと思うが天気には恵まれそうもない。

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写真は社会人になって初めて関東を離れて転勤した大阪時代に撮ったもの。だから30年どころか45年近くならんというショット。泊り明けで当時乗っていたスカイラインRSを駆って電化工事たけなわの三田付近で撮ったもの。すでにキハ82系から181系へとバトンが渡されていたが見た目は大して変わらず良い被写体だった。買って2年目の大口径300ミリにテレコンバーターを装着し後追いした。

初めて野趣あふれる地域に近い所に住んだものだから列車撮影だけでなく武庫川で釣りも楽しんだが、今や三田界隈は京阪神地区へのベッドタウンとなって開発が進み福知山線(今は宝塚線というのだろうか)も複線化したことだろう。

Matukaze

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2026年6月29日 (月)

EF16+EF65PFの貨物列車

今日はこれから帯広へ。2026年前半最後の北海道行きとなる。4月にナキウサギを撮影に行ったものの、天候が芳しくなく思ったような絵が撮れず、これまでと同じようなシーンばかりだったため雪が解けて周囲の植物が伸び、色彩のある写真を撮りたと思っていた。正直、優先度の低い被写体ながら図鑑のような写真ばかりでは撮った気になれなかった。日程が2泊3日と短いのは帰宅したら中一日で鹿児島に行くことと、猛暑の時期は撮影を控えて秋に向けて体力を温存するよう考慮したうえでのこと。本格的な動物撮影の再開は10月に入ってからになる。

飛行機に乗るのが大嫌いな者としては旅行そのものは良しとしても、空港の荷物検査やダラダラと進まない飛行機の乗降などをはじめ、何から何まで鬱陶しくて憂鬱。今どきハイジャックなどする奴もいないと思うが、何をしでかすか分からない、SNSにくだらない書き込みをするようなバカが多い世の中だから仕方ないのだろう。

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ところでインスタで鉄道写真をアップするようになったのは、これまで趣味誌やブログに掲載した写真よりも自分が調えた色に近い状態で見られるから。「電気機関車EX」に使った写真もかなり丁寧に色を調整したが、やはり印刷すると自分が期待した色と全く異なる色になってしまうことが多く、そこは少々残念だった。もちろんコスト上の制約もあるだろうから、マスコミ業界で働いて来た身としてはよく理解しているものの、趣味の写真となるとやはり拘りは捨てきれない。
そんなことから始めた鉄道写真のインスタ。これまで本やブログに使った画像の繰り返しながら、少しずつフォローも増えてありがたく感じる。更新頻度が週に一度という体たらくではあるものの、トリミングなども見直して続けていきたい。

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この写真、ひょっとしたら見落としていて初出かもしれない。何しろブログの記事が2000本近くなっていて古い記事の記憶が薄れているからそこは勘弁してほしい。

1980年8月、EF641000が登場して上越線での試験運転を撮りに行った際のもの。越後中里とネガカバーに記されている。思えば補機のEF16はとうに消え、本務機のEF65PFも消滅寸前で、今ならどちらも「旧型電機」になるのだろうか。茶色のデッキ付き電機を見慣れてた世代としては、ブルーとクリームのEF65や64などはまだまだ新鮮に感じたものだ。ただ被写体としては2両の電機とも茶色の車体の方が嬉しく、EF65PFを視認したときはガッカリした記憶が確かに残っている。

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2026年6月17日 (水)

道南いさりび鉄道の国鉄色キハ40

本日もこれから知床へ。今年前半の最後となる訪問で、あとは29日からの帯広行を残すのみ。知床地区はオホーツク海側のウトロと根室海峡側の羅臼を結ぶ知床横断道路をはじめ、カムイワッカの滝に至る林道などが冬季通行止めとなり、24時間解除されるのが5月下旬や6月のはじめとなるので、それに合わせて時期をずらして訪れなければならない。撮れる生き物も異なるからだ。今回はカムイワッカ林道で巣穴から顔を出し始めるキツツキの仲間、クマゲラの幼鳥を探すつもり。

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今月初旬に訪れた函館では大した収穫はなかった。狙っていた鳥の幼鳥が巣穴から出てくるのが日没後の19時前後で、しかも森の中という環境もあって撮るには撮ったがISO感度を高くしないとブレてしまい、画質が悪く満足できるものではなかった。親鳥に関してはヒナよりも早く巣穴から出てくるので良しとしたが、狙ったオオコノハズクという鳥、親と子では可愛さに雲泥の差があって、親もふくめて初めて撮れた鳥にしては喜びは少なかった。天気も芳しくなく、日没時刻より早めに暗くなってしまったから無理せず、快適なホテルのレストランで寿司をつまんで酒を飲むことを優先した。

函館は若いころからスキーなどでも通ったところ。40年以上前、新婚時代に泊まった大沼プリンスホテルにも一泊したが、さすがに古色蒼然で、かてつのゴージャスさは見るべくもなく夕食のバイキングも惨憺たるもの。美味くもない。これならビジネスホテルの朝飯の方が数段上。
また、今どきホテルの部屋にビデなどという骨董が残っており、こんな無駄なものを撤去する経済的余力がないことも痛々しかった。一世を風靡したプリンスホテルも時代遅れの感が漂っていた。

ところで日中はひまつぶしに鉄道撮影もちょっぴり。函館の観光地はすでに見飽きているから、もうすぐ廃止される赤井川駅をはじめ五稜郭駅の歩道橋から貨物列車を撮ったが、もはやかつてのような賑わいはなく、昼間は閑散として面白味はない。2016年、夜行列車がなくなる直前はここで構内を埋め尽くさんばかりの貨物列車が発車待ちをしていたから、そのつもりで行ってみたが肩透かし。閑古鳥が鳴くような静けさに時代の移り変わりを痛感した。
そこで市内電車でも撮ろうと函館駅方面に車を走らせていたら、国鉄時代の気動車の色をした車両と遭遇した。道南いさりび鉄道のキハ40だった。復刻塗装のキハとはいえそこは国鉄色。市電をやめては入場券を買って函館駅で撮影することにした。

もちろん先回りして走行シーンも狙おうかと考えたものの、考えてみれば幌のない側が前となるため面白味はない。いくら国鉄色とは言え、そこまでの熱意があるわけはない。

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期せずして函館駅での写真が続いてしまった。

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ところでしばらく前から、たまにブログを閉じていることがある。記事の更新が滞っているときなどに、そのように設定を変更しているが、ある方からのアドバイス。ここで理由は述べないが、アクセスしていただいても閲覧できないこともあるのはそのためです。ご容赦のほど。

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2026年6月 4日 (木)

函館へ

5月2回目の知床旅行では1回目に見つけることができなかった子ギツネを撮ることができて上々の首尾。しかも普通のキタキツネよりと異なり、色が黒い「十字ギツネ」だからなおさらラッキーだった。鉄道車両を主体とするこのブログに「十字ギツネ」に関する詳細を述べてもほとんどの人は関心がないだろうから割愛するが、地元の人でも珍しい存在だと言えばその希少性を少しは理解していただけるかと思う。とにかく可愛らしく7日連続で撮影に通ってしまった。冬はモモンガ、春先は子ギツネと愛らしい哺乳類は撮影する意欲を掻き立てる。

今日はこれから函館へ。今回は「番外編」とでもいう撮影旅行。北海道で知り合った鳥撮影を主体とする方から、ある猛禽の幼鳥が出ているとの連絡をいただき急きょで計画を立てた。函館は昔からスキーや夜行列車撮影で散々訪れた思い出深い街だが、生き物の撮影に行くという経験はなかった。景勝地・大沼などは自然豊かな場所だったが動物に関する情報は少なく、いきおい道東方面ばかり行っていたから今回は約7年ぶり。「勝手知ったる」とまではいかないが妻も同行するので、農産物や海産物などあれこれ土産を買って帰りは荷物が大幅に増えるかもしれない。

念のためJRのダイヤグラムも持参する。大沼にも泊まるからかつて夜行列車を撮影したポイントに行く可能性もあることを考慮した。もはや撮りたい車両はなく、せいぜいDF200の貨物列車程度だろうが、今年カメラを向けた鉄道車両は市内電車ばかりということもあって、久しぶりに本線を走る「大物」を撮るのも良いだろうと判断した。新しい撮影地を開拓するほど入れ込むことは100%ないにしても、2年前に購入して列車撮影に一度も使ったことのない400ミリレンズで撮ってみたい気はする。
函館市内にも宿泊するため久しぶりに五稜郭駅構内の歩道橋からDF200やEH500なども撮れれば良いが、果たしてそこまでの意欲が出るかどうか…。4泊5日の旅、せいぜい楽しんで来ようと思う。

写真は2016年の函館駅で撮影したもの、既出のはずだが函館に行くということでスマホに入っていた画像を引っ張り出した。H氏と酒を飲んだ後、雪の舞う中、ほろ酔いで行ったときのものだが、10年前はまだ写欲をそそる車両があったということだ。

Unnamed

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2026年5月24日 (日)

またもや知床へ

今日からまた知床へ。前回は子ギツネを見ることができなかったから再挑戦と行ったところ。なんだか今年はちょっと時期が遅れているようで、これも相手が自然のことだから嘆いても仕方ない。ヒマだけは潤沢な境遇なのだから繰り返し行ってみるだけのことだ。31日まで滞在の予定。

さて16日の高野山行きは飛行機を利用して伊丹空港に着いた後、バスで南海電車のなんば駅(JRは漢字で難波だが南海はひらがな)に移動したが、その間の車窓からの眺め非常に懐かしかった。思えば社会人時代、3度の転勤で計9年間お世話になった街で、仕事の上でも様々な経験をして成長させていただいた所。15年ぶりとあって高いビルも増えて一見、大きく変わったようにも思えたが、よく見れば面影は変わっておらずお世話になった方々が浮かんでくる。
大阪の街は関東出身者に合わないという人もいるが、自分には水が合っていたようで、特に仕事上で付き合った人よりも飲み屋で出会った人や趣味を同じくする人々、あるいは人を介して知り合った地元の方々との付き合いの方が深かったように思う。中には亡くなった方もいるが、車窓から街を見ているとそんな方々を思い出してこみ上げてくるものがあった。

久しぶりのなんば駅では高野山(極楽橋)行の新型電車「天空」発車まで停車中の電車をスナップしたが、初めての大阪赴任時に落成したばかりの「高野号」用特急電車がまだ現役で使用されているのが嬉しかった。関西の鉄道仲間たちと城東貨物線をDD51に牽かれて回送される姿を撮ったのは43年も前のことで、先に仕事を退役した自分よりもまだ第一線で活躍中なのだから、こちらとしては情けない気持ちにもなる。

ただし「天空」にはガッカリ。一番安い1号車に乗ったこともあるが、特段ゴージャスとは言えず、これなら前述の30000系の「高野号」の方が鉄道ファンのはしくれとしては楽しかったと思う。妹夫婦との待ち合わせの関係から、どうしても9時発の「天空」でないと間に合わなかったのだが、やや肩透かしを食らった気もした。

高野山はこれまでに4回ほど行っているが、最後に行ってから40年ほどブランクがあり記憶も薄れていた。しかしながらやはり戦国大名などの墓所がある「奥の院」を歩くと記憶もよみがえり、森閑とした雰囲気と相まって情緒豊か。土日の割には観光客が少なく宿坊の部屋もテレビがなく静謐。精進料理も堪能したうえ、朝の勤行にも参加してホテルにはない落ち着いた中で気持ちも澄んだように感じた。

翌日は奈良に転じ、シカせんべいを欲しがって頭を下げる春日大社のシカと触れ合ったが、人の多さには閉口してしまった。それでも久しぶりの関西はとてもとても懐かしく、短いながら有意義な旅となった。

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飛行機に乗る際、毎度空港で首をかしげてしまう光景がある。それは優先搭乗という航空各社が実施している、いわゆる「飛行機に乗る順番」に関すること。子供連れや身障者など、地上職員のお手伝いが必要な方は別として、JALならダイヤモンド会員だとかグローバルクラブという、飛行機を利用する回数が多い方々が優先的に機内に案内されるシステム。飛行機に乗るのが好きではない身としてはどうでも良い制度だが、早く乗っても指定された席が窓側でなければ後から乗ってきた人のためにいったん通路に出なければならないだろうし、出発が遅れるような場合に機内で長く待つことになるのは辛くないのだろうかと不思議に思えてしまう。

特に今回の高野山の旅では復路、伊丹空港で優先搭乗の権利を持つ方々が機内への案内が開始される15分以上も前から搭乗口で列をなしていて、(優先搭乗できるのに)そんなに早くから改札に並ぶ必要があるのだろうかと不思議でならなかったが、思うに「優先搭乗」というプライオリティを一般の乗客に誇っているかのようで滑稽そのものに映った。いずれも大の大人ばかりでまさに「成り上がり感」が漂い、みすぼらしい振る舞い。正直言って「育ちが悪い」のだろうと感じたわけで、(自分の見方が正しいとするなら)実にみっともない姿だった。

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極楽橋駅でのスナップを2種

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